企業インタビュー

金型部会

マルスン株式会社 大垣工場 取締役 原川直輝 様にお話を伺いました。

取締役 原川直輝 様にお話を伺いました。

INTERVIEW

御社の強みは何ですか?  PRポイントを教えてください

1.自動車の内装部品(天井、カーペット、トランク)の金型製作。
2.シェアNo.1!80%を超える金型を手掛けています。
3.国内自動車メーカー全社とお取り引きしています。幅広い営業力があり、1社に固執していません。
4.国内の自動車メーカー・部品メーカーだけでなく、世界各国に輸出・技術者を送り込みます。現在、アフリカと中東以外の全ての国々とお取り引きしています。
5. 社員の平均年齢36歳と若い!金属・樹脂以外の内装のインテリア部品のプレス金型も手掛けています。

今後の展望や目標は?

お客様が設計した部品を作るだけの金型メーカーではなく、お客様と共同開発したり、お客様の生産工程の利益改善などを提案できるメーカーを目指しています。
1.お客様と併願による特許申請。
2.金型だけでなく、その前後工程の作業者の自動化、無人化、検査レス化の専用設備、冶具も設計製作。
3.新しい工法などに挑戦!変化をつくる!

日頃気にかけていることは?

金型は受注産業のため仕事がゼロになる可能性があるので、常に、情報収集とそれに対する行動(営業活動)を心がけています。
世界中を回り、幅広い営業活動を行っています。

大切にしていることは何ですか?

ものづくりメーカーであるからこそ「安全」「妥協しない」が、何より優先事項です。
1.設計製作メーカーであり、我々の金型が安全に使ってもらえること。
2.社内、協力メーカーが安全にものづくりができること。
3.労務管理も安全の一部、過重労働にならないように心掛け、社員の健康管理にも配慮しています。
4.製造者責任法(PL法)には特に注意をはらっています。

・会社を経営してきて良かったことは何ですか。

エンジニアでありながら、財務、経理、労務などあらゆる分野に携わることができ、
いかにそれらを融合させながら経営の戦略を立てるかが醍醐味です。

他社に真似のできないことは何ですか。

強度シュミレーションの解析を基に、提携している鋳物メーカーと世界最軽量の金型を製作できる技術。
例え、弊社の図面が海外に流出しても、同じ物ができない仕組みになっています。

(社長の)趣味は何ですか?

何かにのめり込まない飽き性な性格で、趣味は海外旅行です。
ツアーでなく現地の移動も含めて自分で手配します(海外出張も同様)。スキューバーダイビングなどができるグアム、プーケット、バリ島などリゾート地への旅行が多く、年20回ほど行きます。海外で楽しめるようサルサダンスの特訓中です。

(社長の)最近嬉しかったこと教えてください。

コロナの影響を先読みして、仕事量、売上を確保できたこと。
こういう時の、安心してがんばっている従業員の姿や笑顔を見ると嬉しいですね。

(社長の)座右の銘・好きなことばを教えてください。

賛否両論がある言葉使いですが、「仕事は早く、適正に」。
とにかく、行動、行動、行動です。考えてばかりで止めてしまうことの方がリスクが多いもの。自分が動けば、従業員が動く、もし自分の動いた道が間違っていれば周りが指摘してくれる、とにかく動かないと何も始まりません。

(社長の)最近見た映画、読んだ本で感銘を受けたものはありますか?

1.ボヘミアン・ラプソディ
「I don’t want to die,I sometimes wish I’d never been bone at all」この時が泣ける。
2.ジョーカー
心の奥にある「言ってはいけない」「見てはいけない」闇を見た。
主人公に同情してしまう自分は、状況が変われば自分も同じ様になるのだと本当に怖くなった、大変怖い映画でした。

事務局コメント

静岡県富士市に本社がある金型専門メーカーで、大垣工場内では普段目にすることができない大きな自動車用の金型が作られていました。社員の方々も若い人が多く、又カラフルな色づかいの工場がとても印象的でした。