精密機械部会
株式会社新日光機器製作所 代表取締役社長 斉藤泰司 様にお話を伺いました。
INTERVIEW
御社の強みは何ですか? PRポイントを教えてください
「他社が嫌がるような、やりづらく、段取りが多く、数量も少なく、手間のかかる仕事を積極的に行う」これが弊社の強みです。
幾何的に、同軸・平面度・円筒度・高品質な仕事を積極的に行います。特に、精度の高さを求められる仕事、幾何公差に力を入れています。
今ある機械を最大限に活かし、製品に付加価値のあるものづくりに尽力しています。
今後の展望や目標は?
コロナ禍で、この先の見通しが立ちにくいので目標を定めるのは難しいところですが、「今までのようなやり方だけではいけない」ということはわかっています。
今後、災害など予想もしないことが起こっても、耐えられるように会社の体力を付けていきたいと思っています。
日頃気にかけていることは?
朝は一番に出勤して、必ず全員に声掛けをしています。従業員数が少ないこともあり、帰る時も必ず声を掛けるなど、1日に一言二言話をするよう心掛けています。
仕事についても 私があまり口出しせず、自分たちで考え工夫して進め、自発的に行動できるよう促しています。
若い頃はよく怒っていましたが、それではうまくいかないことがようやくわかり、今はほとんど怒ることもありません。
会社を経営してきて良かったことは何ですか。
自由がきくことは良いですね。
会社を経営しているからこそ、普段なかなか会えない人に会うことができました。
子どもの頃から会社を継ぐことが当たり前だと考えて自然に後を継ぎましたが、最近「会社を引き継ぐことを目標にして、もっと学びを深めればよかったかな」と考えることもあります。
いつか息子が後を継ぐときには、「本当にやりたいことかどうかよく考えて欲しい」と思っており、息子とも話し合っています。
他社に真似のできないことは何ですか。
ニーズの狭い仕事に取り組めること。他社がやりたがらないことを、やっていこうと思っています。
(社長の)趣味は何ですか?
ゴルフは週1くらいで練習に行っています。
1、2か月に1度くらいインドアスクールで自分のスイングを撮影しチェックしてもらい、指導を受けています。
60代以降もゴルフを楽しみたいので、50代の今のうちに体を鍛え、レベルアップをしておきたいとがんばっています。目標は、スコア80前半でラウンドすることです。
(社長の)最近見た映画、読んだ本で感銘を受けたものはありますか?
若い頃から映画を見るのは好きです。ジャンルは幅広く、アカデミー賞作品からアクションものまで気になった作品は全て見ます。
以前は映画館に行っていましたが、今は気になった作品を買い貯めて、休日や長期休暇にまとめて見ています。自宅でエアロバイクをしながら映画を見ることもあります。映画を見ながら漕いでいると、時間を忘れて疲れもあまり感じることなく効率的にトレーニングができるのでお勧めです。
事務局コメント
精密機械部品加工の会社でやり辛い仕事を積極的に行う高い技術力を備えています。
目まぐるしく変化する昨今、先の見通しもつきにくい、そんな将来に備えて今なにが必要か
と一歩前をみながら経営されているように感じました。
プライベートでも10年先を考えじっくり積み重ねていかれる力強さを感じました。